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2015-05-26 09:32
鶏肉の生食について。。。
おはようございます。トリエイです。
昼間の陽差しも日毎強くなり、新緑薫る初夏の風に誘われた、そんな虫たちと格闘中のトリエイです。
これから梅雨、そして夏場に向けて、どんどん食材が腐りやすくなってきますので、冷蔵庫の中身も「だろう運転」から「かもしれない運転」に切り替えることをお勧めいたします。
そんな今日この頃ですが、最近一段と増えたお問い合わせ内容が・・・
ずばり、「生で食べられる鶏肉はありますか?」とのご相談。
弊社の回答としましては「絶対にNO!」です。
なぜなら、鶏肉は生きている時からすでに菌を保有している生き物であり、安全に食べるためには加熱することが必要不可欠だからです。
そう説明すると、大抵の方が「でも、牛みたいに法律で禁止されてないやろ?」と言われます。
その通り、法律では禁止されていません。
だって、皆さんお米を生で食べないでしょう?
「そもそも生で食べるものではない」という認識の下にあるから、わざわざ法律で規制されていない訳です。
弊社で取り扱っている紀州梅どりは朝挽きですので、鮮度には自信があります。
しかし、だからと言って「どうぞ生で食べてください」なんてとてもじゃないけど言えません。
お客様の命に係わることですから。
我々のような食品を扱う者には、安心して食べていただける商品づくりと安全に食べていただける情報をご提供する義務があります。
「何か」があってからでは遅いのです。
飲食店様にも常にそのリスクはお伝えしているつもりではありますが、その上で「どのように調理されるか」はそのお店次第ですので、お料理そのものに口を出す権利は私どもにはありません・・・。
ただ、「生食を出したいので」と弊社に許可を得ようとするような行為は、正直申しあげまして非常に残念に思います。
何度も言いますが、鮮度には自信があります。
しかし、弊社の商品で生で食べられるのは、今のところ「卵」だけです!
この苦しい胸の内をどうかわかってください!!(笑)
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